わがまま科学者の英語講座

科学系の英語だけでなく、広く「英語」についての話題

ディスコースマーカー(その1)追加

ディスコースマーカー(談話標識)は、文脈の流れや構造、文と文との論理関係を表す単語や句です。簡単に言えば、つなぎや論理の言い回しです。論理の展開が大切な論文執筆では、非常に重要であるのは明らかです。

Discourse marker - Wikipedia

高校レベルの初級の英語学習でも、速読のためのパラグラフリーディングの方法として、ディスコースマーカーを利用することがあります。これを読むだけでなく、論文を書くため、発表するために積極的に使いこなすというのが、今回からの「ディスコースマーカー」シリーズです。

 

つなぎの言い回しですから、英語でもLinking, Joining, Connecting, Conjugation,  Transition word/phraseというようなキーワードで検索すれば、そのような資料が沢山見つかると思います。つまり、ネイティブの英語使用者でも、このようなことをしっかりと意識する必要があるということなのだと思います。まず、その中で簡潔なものを一つだけ紹介しておきます。English Language Smart Wordsというサイトのページです。

www.smart-words.org

                                                              f:id:dufay:20180224085721p:plain

今回は、ディスコースマーカー(その1)として、一番簡単な「追加」の単語と句をまとめてみました。追加とは、andということですが、これをどうやって書くか、言うかということです。

ここで大切なのは、「追加」とは、いったい何なのか?このことを深く考えてみる必要があるということでしょう。

 

追加のディスコースマーカー

and
also
as well as
moreover
furthermore
in addition
not only… but also
in addition to
besides
additionally
afterward
again
along with
and then
and yet
apart from
as a matter of fact
by the same token
comparatively
concurrently
consequently
correspondingly
coupled with
equally
equally important
first, second, third
following this
further
identically
in fact
in like manner
in the first place
in the light of
in the same fashion
in the same way
incidentally
jointly
let alone
likewise
next
not to mention
now
of course
of equal importance
on the top of that
plus
previously
similarly
simultaneously
so too
subsequently
The following
The former, … the latter
therefore
to say nothing of
together with
too
uniquely
what's more

 

太字は特に常識的なもの。は使えるとカッコよい言い回し。

いくつかのディスコースマーカーは、口語的で、論文執筆というより、口頭発表などで使うものだと思いますが、文語的、口語的というのを、どこで線引きをするのか、というのも難しいので一緒になっています。もう少し整理して、まとめてみたいという思いがありますが、なかなか精神的なゆとりがありません。

 

次回からは、例示、強調、理由、結論、、、などと続きます。