わがまま科学者の英語講座

科学系の英語だけでなく、広く「英語」についての話題

論文を書く(その2)

今回は、ハーバード大学化学教室のWhitesides教授 (1939-)の論文執筆指南の紹介です。

ジョージ・ホワイトサイズ - Wikipedia

ホワイトサイズ教授に聞く: プラズマナノテクノロジー

 Whitesides教授のラボがあるハーバード大学の建物。

f:id:dufay:20170621183421j:plain

 

 Whitesides教授の論文執筆指南は、この記事です。

 Whitesides’ Group: Writing a Paper

Whitesides, G.M., Advanced Materials, 2004, 16, 1375-1377. 

 

著作権の扱いが不明ですが、”Whitesides’ Group: Writing a Paper”でGoogle検索すると、pdfが見つかると思います。同教授のHPからのリンクです。

http://gmwgroup.harvard.edu/pubs/index.php?b=2000&t=2009

895番のpdfです。(化学系は論文数が多いということもありますが、すごい論文数です。)なお、正式な Wileyのサイトはこちら。

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/adma.200400767/abstract

 

この内容については、Chem-Station(ケムステ)のサイトでも詳しく取り上げられていたので、ここでの説明は割愛します。

この記事とは直接関係ないのですが、Whitesides教授のビデオがあります。

https://pubs.acs.org/page/publish-research/episode-1.html

YouTubeビデオで顔を拝見した後は、同じものがMP3ファイルが聞けます。

http://web.1.c2.audiovideoweb.com/1c2web3536/WhitesidesFullMP3interviewFINAL.mp3

教授はこの録音の時には既に70才を超えているのです。やはり、紙の上で論文を修正するなど古いやり方から抜け出せない。でも、YouTubeの可能性を強調するなど、新しい媒体への関心の高さは創造的な科学者らしいです。